MAISON & OBJET 2019 Spring 最旬情報-(2)

Maison & Objet 会場風景

04月03日 MAISON & OBJET 2019 Spring 最旬情報-(2)

Point of view (2)

<素材・パターン Material & Pattern >

来の既成概念に捕らわれることなく、オーガニックだけではない時流の改変を読み取りながら、変容していく時代を超越した新しい感覚の素材、マーブルなどカタチが曖昧なパターンや変形の家具、既成の概念を覆したカタチなどが目を引いた。

UNCLEAR PATTERN / あいまいな表現・マーブル模様

色鮮やかなカラーミックスが会場を元気にしている一方で、曖昧模糊としたマーブリングのパターンが、ファブリックだけでなく食器やさまざまなアイテムで新鮮に使われていた。

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(上左)ドイツの「ANNA BADUR」TIDE /花瓶。それぞれのパターンは偶然に任されており、海の波、通り過ぎた雨のシャワーなどそれぞれのアイディンティーを思い出させる。(上中)ファブリックメーカー「OSBORNE & LITTLE」のスプリングコレクション「ROSINA」。注目のベルベッドに色を重ねて複雑にぼかしている。この他にもラグなどにこのぼかしのテクニックが多く見られた。(下左)Enamelware(トルコ)マーブル模様のエナメルウェアは、15世紀にさかのぼる伝統的な霜降りの技術を使用し生産されている。(下右)刺激的な色を混ぜることで、ユニークなデザインに。偶然と職人の手が生み出すマーブルパターンは芸術と工芸のはざまと言える。

 

■New Material / 新しい素材

従来の既成概念に捕らわれることなく、単純にオーガニックだけではない時流の改変を読み取りながら変容していく時代を超越した新しい感覚の素材が目を引いた。

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(上左)イタリアの「impertetto」は、グラスファイバーを紙やすりで磨き、塗装、そして手で磨きユニークでオリジナルな作品をつくる。芸術と工芸のハイブリットとして高く評価されている。ボコボコの雲のようなBIOMAシートには実際に座ることができる。小石の椅子「Ciottolo」はガラス繊維で極度に軽いためオブジェとして壁に飾られている。(上右)目を引いた異素材の組み合わせは、イギリスの「dassie artisan」。フェアトレードの信念のもと、アフリカにて現地の職人を雇い、オーガニックの素材を使用し、ユニークなキッチンウエアを提供。マーゴンウッド、大理石の異素材の組み合わせ。(下左)幾何学的なフレームと白樺の樹皮から作られたラウンジチェア(下右)デンマークの「101 COPENHAGEN」は、時代を超越する作品を手がけるデザインブランド。 無骨なコンクリートを思わせる椅子はセラミック製。

今年はバウハウスから100年、建築では、コンクリートを活かしたブルータリズムに注目が集まり、インテリアにも影響があるようだ。アウトドアに使われていたファィバーセメントの家具がアウトドアだけでなく室内で使われるのが新鮮に映る。

 

■Composition of new form / 新しいフォルム構成

素材から生まれる新しいフォルム構成が空間に意外な効果を与えていた。今までに使われてない素材の組み合わせがデザインに広がりをもたらしていた。

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(上左)フランスの高級家具メーカー「GINGER BROWN」だからこそできる、奇をてらう変形の家具たち。(上右)白樺の樹皮で作られたラウンジチェア「SIBIRJAK」。ベルリン設立された「MOYA」は、シベリア生まれのデザイナーが、古代シベリアの手工芸品を現代的なデザインで品質のよい白樺作品をつくっている。天然素材の樹皮は皮革のような強さをもつという。素材を活かしたデザインは全く新しいカタチを生み出している。(下左右)ホームリネンを扱うブースに、鉄骨を思わせる金属とコンクリートに囲われた空間にベッドが置かれていた。ベッドを支えているのが鉄骨のフレーム、繊細なラインが意外な空間をつくりだし、ベッドリネンの微妙なソフト感を旨く醸し出していた。ここでも粗野なコンクリートをインテリア空間に使うことで、新鮮で意外な効果を与えていた。

 

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