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06月06日 家具のリペア/Montis パーソナルチェア“Windy”

今から20年以上前にゼロファーストデザインで取り扱っていましたオランダの家具ブランド“Montis”のパーソナルチェアをその当時にご購入頂いたお客様から連絡がありまして、経年変化でボロボロになってしまったので処分して買い換えようか、もしくは修理する事は出来るのかどうかというご相談を頂きました。

montis-windyMontisはオランダを代表するソファメーカーとして世界的にも知られ、コンテンポラリーなデザインの商品を数多く取り揃えています。今回ご依頼頂いたパーソナルチェア“Windy”は1990年代前半に発表されたアイテムで同社のデザインを数多く手がけるGijs Papavoineのデザインによるものです。伸びやかな曲線を活かした軽快なフォルムと遊び心のある背面のジッパーが特徴的なデザインで、現在でも販売されているベストセラー商品です。ソファメーカーですので座り心地や品質も良く、20年以上経っても古さを感じないデザインですので、お金をかけても直す価値があると判断し、今回はリペアをする事になりました。

本来であれば製造するメーカーに戻してリペアを依頼するのがベストなのですが、海外メーカーという事もあり送料を含めたコストや、現在は日本に販売窓口が無いという事もあり、今回はゼロファーストデザインで椅子の張り替えやリペアを依頼する業者にお願いする事にしました。

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お客様からお預かりして現物を確認したところ、長年の経年変化でウレタンはヘタり、張り地のレザーは色も抜け伸びきり、所々破れて中が見えている大変に直しがいのある状態でした。椅子の形状や仕様によっては制約がある場合もあるのですが、基本的に張り直しを行う場合はお好みのレザーやファブリックからお選び頂けまして、今回はイメージを変えてスモーキーなチャコールグレーの本革で張り直す事に。

当然劣化した中のウレタンはそのままでは使えないので、新しい物と交換や補充を行い、なるべく新品時の座り心地や形状に近づけられるようにリペアを行います。今回の椅子は芯材がスチールフレームなので、骨格にウレタンで肉付けして形作っていくようなイメージです。

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かなりダメージがあったので正直どこまで復元できるか心配したのですが、ご覧の通りほとんど新品と見まごうような仕上がりとなり、座り心地に関しても新品同様に戻す事が出来ました。

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この椅子の特徴でもあるアームや背の伸びやかな曲線や背面のジッパーも綺麗に仕上がり、また今後も長くお使い頂ける事と思います。

ゼロファーストデザインは本業はデザイン事務所ですので、リペア専門の会社ではございませんが、今回のような張り替えや木製家具の修理など対応可能な事は承っております。モノづくりに携わる会社として、新しくモノをつくるのと同じぐらい、修理しながらでも長く使い続ける事も大切だと考えています。実際の作業はご要望に合わせた専門のプロに依頼しておりますので、どうぞお気軽にご相談下さいませ。

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