【納品事例】O邸 Original Counter Table [2]

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07月20日 【納品事例】O邸 Original Counter Table [2]

近年人気の高い無垢材の一枚板を使ったテーブルのご依頼を頂きましたお客様の納品事例を製作過程を踏まえてご紹介します。

前回の記事はこちら
→「特注家具納品事例 -O邸 Original Counter Table- [1]

木材の製材が作業が終わると次は塗装工程に場所を移します。お客様からの他に無いオンリーワンのテーブルが欲しいとの要望でしたので、今回は仕上げの塗装にもこだわり色々と思案した結果、ピアノ塗装にする事にしました。

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一口にピアノ塗装と言ってもその定義は曖昧で、ツヤ有りや鏡面塗装の総称として使われる事も多くクォリティーがマチマチで、中には粗悪な塗装があるのも事実です。そんな中で今回は、元々本当にピアノの塗装を行っていた会社に特別に依頼して塗装をお願いする事にしました。

一般的に家具の塗装に多く用いられるウレタン塗装ではなく、今回はポリエステル鏡面塗装と呼ばれる塗装を行いました。下地を整えて塗っては研磨し塗っては研磨しを数十回繰り返す事で、ウレタン塗装の実に3倍の厚みの塗膜を作り出します。塗膜が厚いということは平年変化による塗装の痩せが少なく、何より重厚感と高級感を出す事が出来ます。

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また今回は下地にグラデーション塗装を施した上でピアノ塗装を行っています。天板の両辺のブルーから中心にかけてグリーンに移り変わる美しいグラデーションは、色数を沢山使った塗装ではなく、ブルー1色のみで散布する塗料の濃淡だけでグ ラデーションを表現しています。中心部分がグリーンに見えるのは、元々のケヤキの木肌の色と薄いブルーが合わさっている為です。上記の写真を見ると天板に映る込んでいる蛍光灯がモヤモヤして見えますが、これはまだ最終の仕上げ前の段階の為で、ここから更に研磨して表面の凹凸をフラットにする事で鏡面仕上げとなります。

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こちらが実際のお客様宅に納品した写真。加工途中の写真と比べると一目瞭然で、表面に映り込んだ照明器具やカーテンに一切歪みが生じてないのがお分かり頂けるかと思います。ケヤキ特有の力強い木目もグラデーション塗装とピアノ塗装を施した事でより一層際立っています。

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お部屋全体が大きなワンフロアで、こちらもゼロファーストデザインでデザイン・製作を行った大型のガラスのショーケースを中央に間仕切りとして設置して手前をダイニングスペース、奥をリビングスペースとしています。

>>「O邸 “Original Showcase”」

今回椅子に座った時の眺めを重視するのにテーブルの高さは一般的なダイニングテーブルよりも高めの1,050mmに設定し、椅子もカウンターチェアを合わせています。脚は天板をより際立たせる為にスチールのシンプルな形状のデザインにしました。脚の仕上げは落ち着いたブルーグレーの塗装です。

 

O邸 “Original Counter Table”
Size:W3000mm・D1180mm・H1050mm
Material : ケヤキ一枚板ピアノ塗装/スチール粉体塗装
Design:Ken Nozawa

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